そこに愛はあるのかい?

子育て、小学校への疑問、教育、子供、心理学。日々の感じた事を書いています。愛のある世の中になる事を願って。

動けなくなる→回復

今日は私事を少し…。

 

10年前に父が病に倒れ、実家で自宅介護になった時、私は川崎に住んでいたので何もしてあげる事ができませんでした。

それから2年ほどがたち、大阪へ帰る事が決まり、これからは父の面倒を私が見なければいけない、母や兄の負担を少しでも軽くしてあげなければ…と気負いこんでいた私は…

泣き叫ぶ息子を保育園に預け、朝から実家の仕事を手伝い、昼から夕方までは父の病院(この時にはまた入院生活に入っていた)で父の面倒を見て…と目が回るような生活をしていました。

 

そして…

 

ある日突然…動けなくなってしまいました…(><)

 

その日から、食事も喉を通らなくなり、電車にも乗れなくなり、かろうじて息子の保育園の送迎をするのがやっとの状態で、家事もできず、息子の相手も全くできず…1週間で5キロも痩せて、実家の仕事にも父の病院にも行けなくなりました。

欲という欲がなくなり、ただ横になるしかない日々が続き…このままでは死んでしまうのではないかと言う不安に押しつぶされそうになったのです。

 

そこでようやく、心療内科の扉を叩く決意をして近くの心療内科で診察してもらいました。

抗うつ剤を処方され、ただひたすら寝ている毎日…情けなく悲しく辛い毎日…。

もう元気な自分には戻れない…

旦那にも子供にも実家にも迷惑をかけて…

カナダに住んでいる親友も遠くから心配し頻繁に電話をかけてくれた。

でも、誰にも今の私の辛さはわかってもらえない…悲しさと辛さばかりの毎日でした。

ただただ毎日家でテレビをぼんやりと見て

寝るの繰り返し。

たまに襲ってくる言いようのない不安感。

涙…。

 

でも、いつしかスープしか飲めなかったのが、

少しずつご飯が食べれるようになり、ずっと引き込もっていたけど1時間だけ実家に顔を出せるようになり、父の病院にも顔を出せるようになり、少しずつ元の生活に戻る事ができるようになりました。

 

今思えば、自分で自分を追い込み、いじめていたんだな〜と思います。体も頭もパンクしそうだったんだと。

だから、ブレーキかかってもうこれ以上無理だよ…と体からも頭からも命令が出てしまった。

 

本当の元気を取り戻すまで半年、そしてまたブレーキがかかり更に半年…。1年くらいたった頃には薬飲むのも忘れるくらいに回復できました。その間、元気になる為にどうしたら良いかたくさん本も読みました。

 

メンタル面も勿論ですが、まずは規則正しい生活を送る事、睡眠をしっかり取る事、朝の光をしっかり浴びる事、適度な運動をする事、栄養のバランスがとれた食事をする事。

人が生きて行くのに、必要な基本的な事を心がけて行くようにしました。

そんな当たり前な事が本当はできていない。

自分を過信して、体やメンタルを大切にせずに突っ走ってはいけないんだと、改めて感じた経験でした。

 

それからは、「あーちょっと無理してるな…」と思うと自分でブレーキかけれるようになってきました。

 

私は、心療内科うつ病と診断はされませんでしたが、明らかにうつでした。

心療内科にかかる事も、抗うつ剤を飲む事もハードルが高くてなかなか実行できなかったけど、行ってしまえばなんて事なかった。

 

自分を本当に大切にできるのは自分だけ。

自分を助けてあげられるのも自分だけ。

それも、身をもって実感しました。

 

旦那、息子、母親、兄、親友…みんなにたくさんの愛情をもらい、私はまた元気な自分に戻る事ができました。でも最終的に自分を助けたのは自分自身です。

もちろんこの時の周りへの感謝は絶対に忘れません‼️

 

そして、今しんどいなーと思ってる人にも

必ずまた元気な自分に戻れる事を信じて欲しいと思います。

 

長くなってしまいましたが、ここまで読んで下さってありがとうございます😊

初めて、文章にできました。